ぼや騒ぎ

 ~日々徒然なるままにひぐらし

新婚旅行 11月9日

朝起床。早めにベネチアに向かいたい。空港近くのホテルを早々と出るために、朝の7時に起床。なつみさんの準備が完了して9時。そのままチェックアウトへ向かう。今日の1日の流れは特に決めておらず、夕食の場所を予約しているだけ。なので、1日目はベネチアの観光に全振り。期待と楽しみがすごい。
予定通りactvのバス停に到着。たまたまバスの到着時間とバッチリ僕らも到着し、タイミングがいいねと話す。しかしバスはそのまま僕らの前を素通りしていく。おいおいいなんて思っていると、そういえばバスは待っていたら日本と違って泊まってくれないという事を思い出す。せっかくいいタイミングでバスが来たのに、そのチャンスを逃して20分後に来るバスを待つ事になる。一人だと不安なので、二人して手を上げようとなつみの提案のすえ、バスは定刻より少し遅れてとまる。
イタリアは本当に広いところ。バスから見る眺めも、ただ遠くの地平線が見える。ここで一つ気がついたのだが、ロータリー式の交差点?が多い。多分日本と違って土地がある分、ロータリー式のメリットを取っているんだろうな。
actvは各駅停車。地元の人から観光客まで、あれよあれよとバスに乗り込んでくる。たまたま隣にいた外人の女性も観光客で、もう入りきらないバスの人の多さ。なのに、停留所に止まるなり、どんどん人が増えていく。隣にいた外国人観光客の女性と一緒に笑う。不思議な感じ。
ベネチアへ続く橋をわたる。5分弱くらいかけて、橋を渡り切る。ついにイタリア、ついにベネチア。期待が膨らんでくる。降りたらそこは、本物のベネチア。すごい。急に外国へ旅行をしに来たという実感が湧いてくる。周りは観光客だらけ。世界中の人種がここに集まっているのかと思うくらい人に溢れていた。活気も。
まずはホテルに向かうまでのヴァポレットを探す。3dayチケットを購入し、Google mapで調べた通りの場所へ向かう。ヴァポレットの乗り口も人で溢れかえっていた。そしてボートへ乗り込み、ベネチアの風景を楽しみながら進む。行き交うゴンドラ。水上タクシー。細い水路から見える小さい橋。全てが新鮮で、興奮が鳴り止まない。本当に来たんだベネチア
ヴァポレットの停留所に到着。ここからは徒歩でホテルまで向かう。それにしても街並みが本当に綺麗。日本には無い光景。ヨーロッパならではの家作りが、僕たちの目の前に広がる。小さい雑貨屋さんに食べ物屋さん。それを横目に見ながらホテルへ進む。
細い路地の先にある、今日から二日間泊まるホテルに着く。チェックインまでまだまだ時間があるため、荷物をホテルに預かる。なつみさんが翻訳してアプリでホテルの人と会話。すっごいいい笑顔でオフコースと言ってもらう。
荷物を預けた僕らは、とりあえずチェックになるまでの間、近くを散策することにする。お腹も空いたので、イタリアで初めて買い物をする。14時になりチェックに戻る。部屋の案内を受ける。コメントでハネムーンで使用しますと買いたおかけで、部屋にお酒をサービスしてくれた。ボーイさんが部屋の説明が終わるとなかなか部屋の外に出ない。あっこれがチップか。なんて思いながら支払う。
荷物を預けて本番の観光。いろんなところを見ながら、そして食べながら散策をする。結局ジェラートをなつみさんは4つも食べる。
少し疲れたので、一度部屋に戻る。1時間ほど休憩をし、3時半ごろに出る。明日の
ゴンドラのノリ口の確認と、夕食のため。
10分前に着くが、ギリギリに来てくれと言われる。普段ルーズなのに、ここでは、きっちりなんだ。夕食の始まり。イタリア特有?ユーモアの塊の始まり。
まず当然のことだけど、メニューが読めない。筆記体で書かれているのは読めないし、隣の右側の通常メニューは微妙に読める感じ。どれにするか迷うが、なつみさんが解読してくれたおかげで何とかメニューが読める。念の為にお店のおすすめを注文してみるために、事前に出書きを用意したメモを見せると、ようやく僕ら側の意図を汲んでくれて、おすすめをおしえてくれる。オマール海老のパスタと、カルボナーラ、にフリット、フ、フリット…??僕はエビのパスタを頼み、なつみさんは一か八か、どんな物が出てくるか試しにフリットを注文。いざ出てみると、マジで普通のフリット!エビのパスタは言わずもながら、少し薄口ではあるものの、麺が本当に美味しかった。んで、フリット。本当に普通のエビのフリット。マジで僕となつみさんの落差がすごい。なんか罪悪感もあるし、とりあえず半分ずつ食べる。
あと、ワインもいかがですか?的な感じでメニューを指さされ、もう意味わからんからそのままイエスなんて答える。なつみさんはの方に向いて、同じような質問をすると、意味が何となくわかるのか、ノーという。なんで?みたいな事を聞いてるが、構わずピーチティーを注文。けど、ボトルを一人で開けないと、いけないよ?的な感じで、まあワインならいけるやろ思ってイエスという。なんかテイスティング的なことをお願いされ、見様見真似でやってみたらけど、あってるのか??なつみさんは、ちょぼちょぼとワインを勧められて、少しだけ頂く。日本語の擬音語なのか??
食べるわ飲むは、初めての海外でのレストラン経験は大変。けど、まだまだある。
お次に食べ終わったし会計を頼んだら、まだティラミスあるよ?もしくはティラミスはいかが?と言われたのか。そのままイエス
するとティラミスが届くも、なんとフォークがない!いや、厳密にはある?んだけど??これフォークを模ったティラミスの粉。見えないフォークになっていて、これは完全に陽気なイタリア人に遊ばれていると思った。しかも隣のイタリア人おじさんもそれに気がついて、見えないフォークに爆笑。僕らも思わず、そこで遊ばれていることに気がつき爆笑。すると、女性ウェイトレスさんが、笑顔できちんとフォーク、いや、スプーンを持ってきてくれた。おい!ちがうやん!!!もう話が通じないからってやりたい放題。ティラミスを食べ終わった後、仕返しの気持ちで、フォークを方取られた粉をスプーンに変える。すると隣のイタリア人おじさんから、oh S poonの一言。その一言にみんなして大笑い。最後に小さいコップにお酒が注がらているものが届き、食後の飲み物??匂いは柑橘系。一口ぐっと飲んでみると、喉の奥からカァーっと暑くなっていく。スピリタスだ!
急になつみさんが心配になり、見てみると目が見開くようにこっちを見てる。初スピリタスに驚いてるのがわかる。流石にやりすぎやろ!っておもったけど、後から調べてみると、食後酒ということで普通のことみたい。
あとはお会計だけど、99€なので、クレカ使うが使えない。仕方なく現金で100€渡すも、1€返ってこない。店を後にするため席を立ち店内を歩くと掃除のおばちゃんとぶつかりそうになるが、なぜが爆笑して道を譲ってくれた。総括して、右も左も分からない。困ったことの連発。言語が通じない不自由さ、けど、それを茶なしながら、対応してくれるイタリア人。本当に楽しい旅行の2日目は終了。