ぼや騒ぎ

 ~日々徒然なるままにひぐらし

趣味と仕事と

 仕事と趣味の両立は難しい。と思って早2年は過ぎただろうか。イラストレーターになろうと思ってなかったけど、高校時代に美術部に入部してからこの世界に興味を持ち、卒業後もキャラクターを描く楽しみを覚えてしまったため、今でも時間があれば描こうと努力はしている。けど、やはり時間が足りない。描いていても1日に二時間が限度。それを毎日続けたとしても、いつの間にか描いている絵に飽きが来てしまい、結局そのまま放置してまた数ヶ月経つというサイクルを繰り返している。

 

 よくよく考えてみれば、僕はかれこれ10年近く絵を描いていることになり、それでこの程度の絵しか描けないのかとはよく思うけど、“ここまで描けるようになった”、というのも事実であり、人生の半分を捧げて得た経験を無駄にするのは流石にもったいないと思うから描き続けているが、その意思に反し、圧倒的に仕事量が多いのだ。主任になったという名目もメンツもあるから疎かに出来ないし、どちらかと言えば、仕事の方が優先順位の高いリアルである。

 

 仕事と趣味、双方に挟まれる形で悩まされるが、それでもなんとか描くようにしている。しかし、足りていない時間を埋めることが出来ていない事実は変わらず、描かないことによる想像力の欠落を年齢と共に感じるようになってきた。描けていたはずのものを、手や頭が記憶していない。どう描けばいいのか、どう表現すればいいのか、それが分からなくなっている。今まで乗り越えてこれた壁が、だんだんと越えれなくなってきてしまっている。それが悲しくて、そのことに悔いている自分に腹立たしくて、煮えたぎって発散もすることも出来ないこの溢れ出た感情を、どこにもぶつけることが出来なくて、そしてペンを置いてしまう。

 

 twitterを見ていると、少なからず自分の絵を好きと言ってくれる人が居てくれている。それだけで十分に支えにはなるが、その期待を裏切ってしまっているのも、現状なのだ・・・・・・。

 

 

といういい訳。