ぼや騒ぎ

 ~日々徒然なるままにひぐらし

ストリップ劇場

に、行ってきた。

 

 

 先週の土曜は会社の決起大会。もともと 学歴糞くらえな会社で、こういう呑み会後は、二次会行って風俗行くってのがいつもの流れ。土曜もそういう流れで、お酒を呑んだ後風俗に行くことになり、通例になぞり、セクキャバに行こうかというその時、「普段通りでは面白くないからストリップ観に行こうぜ」と先輩が話を持ちかけて来た。もちろん反対する人は誰もなく、むしろ初のストリップに興奮する一行。

  踊り子の女性が、音楽に合わせながら着ている衣装を脱いでいくというのが、僕の持っているストリップのイメージ。たぶん誰もが想像している物と同じ物だろう。しかし、正直一男性として、それのどこが興奮するのかという疑問に、少しばかりの不安もあった。だがそれ以上に、自分の知らない世界が知れるという事実や好奇心が先立ち、そういう意味での違った興奮というものが体中に巡った。

 

 結論から言うと、まったくエロくない。いや、風俗特有の異様な場の雰囲気(見物客が踊り子を股の上に乗せ、ズボンの上から股間のマグナムを擦ってもらっている様etc...)や、女性が目の前で衣装を脱いでいく様には、それはもう興奮に胸が躍ったが、別段それ以上のことはない。やっていることは、普段のダンスと変わりはなく、それが裸になって胸や女性器が見えるかの違いで、初めこそ興奮はしたものの、一人目の踊り子が踊り終え、また新しい踊り子が踊って終わってを繰り返していると、だんだんマンネリ化してきた。もちろん来たからには、他のお客同様サービスは受けたけど。

 

しかし。しかしだ。

 

 

 それ以上に、踊り子の身体に惹かれた。綺麗なのだ。長年の練習で引き締まった身体が、息を飲むほどに綺麗なのだ。当然だが、一般のダンスには衣装が必要不可欠であり、身体を露出させることはまずない。普通では見ることが決して出来ない彼女らの歳を感じさせない肉体美に、僕は惚れてしまった。

 実はこのストリップ劇場の入場料に、なんと学生割引や女性割引というものもあって、風俗店なのにいいのかよwと驚いたが、確かにその女性的な曲線のボディラインを見れるのであれば、それを目的に学生や女性が来てもおかしくないかもしれない。例えるならば、全裸写真が写っている美術の教科書を想像してもらえれば分かるだろうか。もしくはヌードデッサン。まさにそれを見ているような感じに陥ってしまった。

 とは言うものの、少し美術をかじっていた僕だからこそ、美意識を感じ取ったのかもしれない。やはり風俗店は風俗店であり、会場には絵に描いた様なおっさん達がをひしめき合い、だんだんあらわになっていく身体を、飢えた獣のような視線でジッと見つめていた。また、細かいプレイ内容やサービス内容を説明すると、もちろんエロい話になる。なんだって最終的には全裸になり、乳房どころか下半身の女性器を目の前で見ることが出来るのだから。

 

 結論として、行ったメンツが良かった事もあり、みんなとワイワイ騒ぎながらストリップを見るのは正直面白かった。セクキャバのようなエロさはないものの、踊り子が脱いでいくというのは面白い。あと感じたのは、ポールダンスを初めて見て、アニメPanty&Stocking with Garterbeltみたいだなーという、アニオタ的な感想をもったくらい。もう一度行ってみたいと思うことは残念ながらなかったが、また違うストリップ劇場なら行ってみてもいいかなと思った。